17世紀日本。
中国から海を渡りやってきた老一官は、
日本人の渚を妻とし、一人の子をもうけた。

その名は、和藤内。

「俺はいつかデカいことをする」という野望を抱きながらも、
恋女房の小むつと共に、平和な日々を過ごしていた。
和藤内は、幼い頃から、自分にしか聞こえない声を聞いていた。

「お前は、世に比類なき天下人になるのだ…」

ある日、老一官は、唐土より流れ着いた明の皇女・栴壇皇女から、
祖国・明の危機を告げられる。
裏切りの将軍・李蹈天により、明は韃靼国の侵攻を受け、
滅亡の危機に瀕しているという。
和藤内は、明朝復興の為に、父母と共に海を渡る。
そして、かつての明の将軍・甘輝に助けを乞うべく、
甘輝の妻・錦祥女に会うため、獅子ヶ城へ向かう。

その全てを、一匹の虎が見つめていた…。
果たして和藤内は、父が渇望する明朝復興を成し遂げられるのか?

海越えた地に、祖国の旗を再び掲げるための戦いが、今、幕を上げる。
17世紀日本。
中国から海を渡りやってきた老一官は、日本人の渚を妻とし、一人の子をもうけた。

その名は、和藤内。

「俺はいつかデカいことをする」という野望を抱きながらも、恋女房の小むつと共に、平和な日々を過ごしていた。
和藤内は、幼い頃から、自分にしか聞こえない声を聞いていた。

「お前は、世に比類なき天下人になるのだ…」

ある日、老一官は、唐土より流れ着いた明の皇女・栴壇皇女から、祖国・明の危機を告げられる。
裏切りの将軍・李蹈天により、明は韃靼国の侵攻を受け、滅亡の危機に瀕しているという。
和藤内は、明朝復興の為に、父母と共に海を渡る。
そして、かつての明の将軍・甘輝に助けを乞うべく、甘輝の妻・錦祥女に会うため、獅子ヶ城へ向かう。

その全てを、一匹の虎が見つめていた…。
果たして和藤内は、父が渇望する明朝復興を成し遂げられるのか?

海越えた地に、祖国の旗を再び掲げるための戦いが、今、幕を上げる。